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慢性腰痛の解析と改善

更新日 2023年8月12日

慢性腰痛に悩む方は、依然多い状態です。しかも突然痛みが走り、動けなくなる「ギックリ腰」は社会にも大きく影響します。
これら腰痛は医学的にも原因不明なことが多く、新しい検査方法と改善法が重要と考えています。

当事務所では、原因が解明されていない腰痛を工学的に考察し、改善法と予防法を研究しています。

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このページ目次

1.腰痛をロボット技術で解明

健康経営が注目され、推進されている中、 軽視されているのが「慢性腰痛」です。 腰痛に悩む従業員の方は非常に多く、放置しておくと急性腰痛や、椎間板ヘルニアなどに進行して行く可能性があります。従業員の方の身体や動作を確り把握し、予防してゆきましょう。

微妙な骨盤変化の測定

姿勢だけにとらわれてはいけない!

介護士や看護師の方、一般事務の方、そして出産を終えたばかりのお母さんにも慢性腰痛は襲ってきます。
腰部筋肉の疲労によるものです。そしてそれらが積み重なると、あるとき「グキッ」と腰に痛みが走り、動けなくなってしまう・・・これが急性腰痛(ギックリ腰)です。
(実は私も経験あります。(笑))

腰痛と言うと真っ先に生活習慣や、姿勢などがチェックされます。
当技術士事務所でも腰痛患者さんの検査に、姿勢画像を使用しております。
画像を細線化処理し、身体の不安定な部分を見つけるためです。
しかし最近それだけでは不十分であることが分かってきました。

安静立位時の骨盤の状態を細線化処理で表現します。

姿勢画像を細線化処理し、腰部せん断力を計算しても・・・

静止状態の運動解析も重要

姿勢画像は身体全体のひずみが分かりやすく表現できるため、施術者も患者さんにも分かりやすい方法です。
しかし人間の姿勢は常に変化しています。姿勢画像を撮り終えた後にはもう変化しているのです。そこで
「じっと立っている間にも骨盤の状態を診ることが大切だ。」
ということで、現在静的な状態での骨盤変化を測定解析しております。

骨盤の前後傾斜は腰痛に大きく関係しています。

安静立位時の骨盤前後角度変化

上の写真と図は「脊柱管狭窄症」の骨盤の前後回転角です。
本来ならグラフの線はほぼ水平になりますが、この患者さんは矢印の部分が盛り上がっています。
骨盤が時間とともに前方に突出し、腰部に負担をかけていたのです。
(以下写真参照)

骨盤が前に出ても腰部に負担がかかります。

骨盤が時間とともに前方に突き出てくる。

慢性腰痛はこのような方に多く、ハムストリング(太ももの裏側)に強い張りを持っている場合が多いです。
経絡指圧整体で改善して行く必要があります。

関連ページ
坐骨神経痛の動作をオイラーの公式で考える。

2.腰痛を整体技術で改善する

身体にバイオメカニクス技術を応用し、解析した後は、不快症状を改善して行きます。それが当事務所の特徴です。

身体全体のチェックと脊柱矯正

腰痛を改善し、健康経営に役立てるには、全身をチェックすることから始めます。

経絡指圧整体は身体をやさしく指圧する安全な整体です。

全身に手のひらをやさしく当て、脊柱の曲りや筋肉の張りをチェックして行きます。
コチコチになっていた筋肉が自然にほぐれ、無理なく脊柱が矯正されてゆきます。

ハムストリングの経絡指圧

腰痛を根本から改善するには、足を整体することが必要不可欠です。慢性腰痛だけではなく、ギックリ腰などの急性腰痛にも有効です。

坐骨神経痛や腰痛、椎間板ヘルニア、骨盤矯正に効果がある整体です。

太ももの裏側に当たるハムストリングを指圧し、疲労による腰部筋肉の張り、や骨盤を正常なに戻して行きます。
基本中の基本で、慢性腰痛の方には念入りに行います。
坐骨神経痛改善にも使用されています。

仙腸関節調整指圧

仙腸関節とは骨盤とその中央にある逆三角形の骨をつなぐ関節です。調整することにより、腰痛を改善します。

指圧で仙腸関節を調整します。骨盤矯正や腰痛改善に効果があります。

仙腸関節は、ほとんど動かない関節と言われています。しかし工学的には大変興味深い部分でもあります。
仙腸関節の動きについては様々な意見があります。

腹部指圧の実施

腰痛改善に大切な基本整体です。

腹部の経絡指圧です。身体のバランスを整え根本から改善します。

腰痛など身体の不調がある時は、腹部の固さがアンバランスになります。
経絡指圧で均等にし、病気を改善させて行きます。

技術士の力で慢性腰痛を解明し、整体の技術で慢性腰痛を改善します。当事務所では各企業様へ出張整体等も実施しています。

葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研

3.人間工学による腰痛改善

身体を確り分析し、整体技術で腰痛を改善するため、人間工学を取り入れています。

VDT作業による腰痛を改善

パソコンなどを使用したVDT作業による体調不良も問題になっています。
特に慢性腰痛は深刻で私自身も悩んでおります。
原因を考えてみるとやはり作業姿勢です。仕事に熱中するあまり背中が丸まり、大きく前かがみになっています。

そんな時はゆっくり立ち上がり、腰の反らしストレッチすると効果的です。

ハムストリングをストレッチして腰痛を改善します。

しかしこれはあくまでも対処療法です。 予防するには姿勢改善が必要です。
私はできるだけ「顎を引く」を意識しています。 気付いたら実施するようにしています。 腰痛防止には効果がありました。

4.終わりに

慢性腰痛についての解析と治療法を紹介させていただきました。
これら体調不良改善のために人間工学は大変有効です。 これからも積極的に取り入れていこうと思います。

また治療効果をはっきりさせるため、整体治療後のデータも必要です。 しかしながらお相手は患者さんです。 整体治療後はかなりの疲労が残り、治療後の運動データが測定できない場合が多いです。 この点も一般の方々お相手の難しさがあります。

「ならばどうすれば良いか?」
を考えるのも技術士の仕事ですね。 多くの方のご意見やアドバイスも募集しております。

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