篠崎技術士事務所ヘッダパソコン用の画像 篠崎技術士事務所スマートフォン用の画像

  1. TOP
  2. 原因不明の膝痛

原因不明の膝痛の解明と改善

更新日 2023年8月12日

様々な業務をこなして行く中、膝痛に悩む方も少なくありません。痛みで歩行が困難になると、業務にも大きく影響します。病院では全く異常の無い膝痛・・・身体の状態を 科学的に分析し、原因の究明と改善を実施して行きます。

目次を見る/閉じる

葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研

1.膝痛の状態を動作解析で見る!

医学的には全く異常が無い膝痛・・・
バイオメカニクス技術を応用し、考えて行くとどうなるのか?
まずは膝痛の方の動作を分析してみました。

膝痛の方の動き

股関節痛同様
「病院に行っても異常が無い・・・痛み止めをくれるだけ・・・」
と言われてる患者さんも多くいらっしゃいます。

股関節痛同様、膝痛も
「工学的に診たらどうなるか?」
を考え診断治療に結びつけています。

膝痛の方の重心バランス

日本技術士会の方に連れられ、来られた60代の女性患者さん。右膝痛のため足を引きするように歩かれていました。
こんな状態なのにレントゲン検査では全く異常が無い!との事でした。

まずどのような動きになっているか?検査することにしました。

以下の図をご覧ください。整体施術前は左グラフのように弱々しい重心バランスでした。 痛みの影響が大きかったためです。

膝痛時の重心バランスです。足の着地が確りしていません。改善された時の重心バランスです。左右の足が確り地面を捉えています。

整体前の重心バランス(左)と改善後の重心バランス(右)

「原因は何か?」 考えることも必要ですが、患者さんは当技術士事務所に検査に来ているのではなく、膝痛を治しに来ているのです。 過剰なデータ計測と解析より、まずは痛みをとることが優先です。
基本整体を実施したところ、右グラフのように力強い重心バランスに変化しました。治療効果はあったのです。
しかしこれだけで膝痛は本当に改善されるのでしょうか?。

2.膝痛改善の経絡指圧整体

測定データを元に、改善を実施しますが、まずは痛みを取り除くことを優先して実施して行きます。

膝痛改善の経絡指圧整体

膝痛改善のための経絡指圧です。念入りに指圧します。

膝痛治療のための整体です。
強い圧は加えませんが、非常に敏感な部分で指圧の痛みもある程度伴います。
しかし膝痛を改善さるため念入りに指圧を実施します。

葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研

脚部経絡指圧整体の実施

腹部の経絡指圧で身体を整え状態を根本から改善します。

股関節痛の治療同様、膝で軽く固定し手のひらで圧を加え治療して行きます。
骨盤なども同時に矯正され、効果が期待できる整体法です。

葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研

腹部経絡指圧の実施

腹部の経絡指圧で身体を整え状態を根本から改善します。

腹部の固い部分、柔らかい部分を見つけ出し、経絡指圧でバランスを整えます。
基本中の基本です。

当技術士事務所では、各企業様に出張もしております。詳しい改善法は葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研のホームページをご覧ください。

葛飾区お花茶屋の整体バイオメカニクス整体技研

3.改善効果をスペクトルで!

膝痛でアンバランスな動作をされている患者さんは、重心バランス波形を分析すると明らかな違いがあります。

膝痛のスペクトル

1回の足踏みで患者さんの骨盤は前後に2回動作します。
よってスペクトルで見ると前後は、1.5秒~2秒の位置にピーク値があります。
しかし膝痛のため片側の足が確り支えれれないため、ピーク値の半分の周期にもう一つのピーク値を確認できます。(以下図の矢印参照)

膝痛の時のスペクトルです。片足が確り地面を捉えていないため、異常な周期の重心バランス波形になっています。

整体治療前の前後重心バランススペクトル

膝痛が改善された時の足踏みスペクトルです。異常な波が消滅し、きれいな形になっています。

治療後は確り両足で身体を支えることが可能なったため、異常な波は消滅しました。
しかしこれだけでは「治療効果の確認」止まりです。目標は
「膝痛を改善させる!予防するです!」
新たな考え方が必要でした。

4.異常の無い膝痛は姿勢解析

膝痛が身体のひずみによる、関連痛である可能性もあります。

姿勢解析で膝痛の原因を解明する!

姿勢画像から膝痛の原因を究明します。

膝に異常が無いのに膝が痛い・・・歩けないくらい痛い・・・
このとき大切なのは多くの問診です。 これを実施しなければロボット工学も東洋医学も無力であると私は思います。

問診の中から意外な発見がありました。それは
「膝の痛い部分が日によって変わっている。」
「膝以外から関係している痛みではないか?」
とのことでした。

協力 お茶の水女子大学太田研究室

白い線は身体の中心です。異常な曲りを発見し、身体にかかる負担を見つけています。
(姿勢解析による身体負担部分の判断)

姿勢を画像解析すると

「腰に異常なせん断応力働いているのではないか?」
という事が分かってきました。接診をすると関係あるとみられる部分に強い張りと痛みがありました。
「膝痛の犯人は腰の負荷かも知れない・・・」
と考え方を変え、治療を実施しました。
今まで実施してきた基本整体は全身に作用するため、漏れが無く効果が出ていた・・・
と考えれます。

しかし腰部の状態を考慮した整体を実施しなければ、改善はしないだろう・・・
との結論に至りました。

5.膝痛完治に向けて!

姿勢不良からくる腰部の負荷を軽減させるため、骨盤矯正手技を付け加えました。

骨盤矯正の一つであるストレッチ整体。

確りした骨盤矯正を実施し改善に努めます。

症状によっては実施しないこともあります。
骨盤矯正され、腰にかかる負担を減らす効果があります。

膝痛だけではなく、産後の骨盤矯正にも応用されています。

この患者さんは2回~3回の整体で、普通に歩行できる状態まで回復しました。
「膝痛でない膝痛・・・」
今後も慎重に経過を診て行く必要があります。

終わりに

膝痛は前後重心バランス波形をスペクトルで見ることにより、効果を確認してきました。 しかし膝に気持ちを奪われ、本来の原因を見過ごしてはいけません。 信頼性解析のFTAを人体にも活用し、工学的診断法を改善して行こうと思っています。

このページの先頭へ