これは君がまとめたレポートだね。
自動化のためのロボット技術・・・
ゴミ置き場にあったから拾ってきてあげたよ。

よく勉強しているじゃないか!

私の専門は整体だから、ロボット工学のことはよく分からないけど・・・
ここまで勉強するには、多くの方々の協力もあっただろう。

知識と言うものはね、決して自分一人の努力で身に付くものではないんだよ。
たくさんの人達の愛情の塊でもあるんだ。

だから知識と言うのはとても尊く、そして大切な物なんだよ。

それを整体師になるから・・・
自分はもう別の道に進むから・・・

と粗末に扱っていいのか!

このバカ者が!

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整体技術にロボット技術を!

母親の坐骨神経痛を何とかしたい・・・

エンジニアとして20年以上築き上げてきた経験も、
ロボット技術も、すべて忘れるように・・・
ただ夢中になって整体を学んでいた時がありました。

「今までの経験を忘れ、空っぽにすることから新しい道が開ける!」

こう信じていたのが当時の私でした。

しかし

「自分の知識を大切にしなさい。」
「現在の知識に過去の経験が重なり、新しいものが生まれる。」
「どんな仕事に付こうが君はエンジニア!ロボット技術を忘れてはいけない!」

多くの助言の中から、新たに気づいたのが
「人体の受ける力」
でした。

人体が受ける多くの力やバランス・・・
人々はこんな力を受けていたのか・・・
こんなバランス状態だったのか・・・

もしかして今までの経験が生かせるかもしれない!

少しずつ気づき始めたのは、整体を学んで半年後の事でした。

「ロボット技術を整体に応用できないか?」

そんな思いが一瞬脳裏をよぎりましたが、
それはとても難しく、現実的ではない事を実感しました。

ロボット技術は簡単に言うと

機械技術
電気電子技術
情報技術

の三つの技術が融合された、ハイテクの技術です。

しかもそれを人体に応用するとなると、大型測定装置と解析装置、さらには医療技術も加わってくるため、整体師が一人で行えるような仕事では決してなかったのです。

しかもお相手は整体の患者さんです。
「腰が痛い」
「肩が痛い」
と言われている人達です。

その患者さんに特殊なスーツを着せ、身体の状態を測定するなんて、そんなこと整体院で行ったら、だれも来なくなってしまいます。

「だからロボット技術を整体に応用するなんて、絶対に不可能!」

いつも自分に言い聞かせ、諦めていました。

しかしもう少し冷静に考え、

「出来ない理由ばかり挙げるではなく、なぜ出来ないのか?不可能な理由な何なのか?」
「応用するために、自分は何をすれば良いのか?」

を考えることにしました。
目標を見つけ、その目標を達成るための課題を挙げてゆくと、少しずつ解決策が出てくるものです。

機械ロボット技術から生体ロボット技術へ!

「こんな方法はどうだろう?」

「ダメだ~」

「ならこんな方法は?」

「やはりダメだった・・・」

この様な繰り返しを経験し、誕生したのが、姿勢画像の細線化処理と、骨盤運動解析です。

姿勢画像の細線化処理を行うことにより、身体の曲がりが患者さんにもはっきり分かるようになります。
現在は実際に患者さんの背骨の曲がりを確認し、細線化処理結果と比較し

「今後どのような整体が必要か!」

を確認して行きます。

骨盤運動解析は、最も基本となる骨盤の運動を測定することにより、

「身体全体の動作を把握しよう!」

と言う方法です。
身体の重心位置は「丹田」という、へその少し下にあります。
その部分を質点として考え、全体の動作解析に繋げて行く!と言う方法です。
現在産後の骨盤矯正に効果を発揮しているのが、骨盤のねじり運動解析です。

骨盤の異常な動作を見つけ出し、整体施術で改善して行く方法です。

全体未聞の整体?として誕生したが・・・

全く新しい技術で誕生した当整体・・・
「きっと多くの人達の関心を呼ぶだろう。」
そう期待していました。

しかし世の中そんなに甘くはありません。
周りの人達からの信用を得ることができず、整体院に足を踏み入れる人は、ほとんどありませんでした。
そしていつしか
「邪道整体師」
と呼ばれるようになり、本当の差別化?の道を歩くようになったのです。

整体師になりながらもエンジニアの意識を持ち続け、生きていくことは大変でした。
しかし嬉しいこともたくさんありました。
整体技術を研究して行くにつれ、大学から「兼任講師」の依頼も入りました。

エンジニア時代には縁が無かった資格「技術士(機械部門)」取得にも繋がりました。
その結果最先端で活躍している多くの技術者の方々のアドバイスも頂き、当整体技術は大きく変化して行ったのです。

現在非常に多い
「ギックリ腰の改善」

「五十肩改善」
の研究が本格的にスタートしました。

とても治りにくい症状ですが、今日まで行ってきた
「目標を持つ」
「目標達成るための課題」
「どうすれば課題が解決するのか?」
を確り考え、決してあきらめることなく進んでいくつもりです。

今後もよろしくお願いいたします。