懐かしい昆虫


虫の嫌いな方、申し訳ございません。
先日午後からの仕事が無かったので、お隣の千葉県まで散策に行きました。
途中立ち寄った公園に、堆肥の山があったので、試しに掘ってみました。


すると何と「カブトムシの幼虫」が出てきたのです。
丸々太っていて、直径10センチくらいありました。

私が初めてカブトムシの幼虫に出合ったのは、小学校4年生の5月1日でした。
この日は創立記念日で、小学校が休みだったので、母親が多摩動物園に連れて行ってくれました。
昆虫館で初めて見たカブトムシの幼虫に感動?したのを覚えています。


「帰りに新宿のデパートに寄って行こうか。」

出た~
買い物好きの母親のお店めぐり。
人ごみが嫌いな私にとって、デパートの店内は意外と苦痛でした。

嫌々ついて行くと、店内に何やら丸い透明なプラケースが、50個ほど並んで置かれていました。
「何だろう?」
近づいてみてみると、何とカブトムシの幼虫の販売だったのです。
あの多摩動物園で見た、たくましいカブトムシの幼虫が・・・

「オスメス2匹で500円」

と札に書かれていました。
当時の500円て、今ではどのくらいの価値があるのだろう?
今でも気になりますね。

買い物に付き合ってくれたお礼として、母親は二つ返事で幼虫を買ってくれたのです。
嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

母親が買い物をしている間、階段のベンチに座り、母親が戻るのを待ちました。
宝物のように抱きかかえていました。嬉しくて嬉しくてたまらなかったのですね。
家に帰ってからも父親に見せたり、友達に見せたりしながら、飼育は開始されました。

しかし当時はまだ小学生。
育て方は全く分かっていません。

今のように情報も無ければ、飼育グッズもありません。
オスは幼虫のまま、そしてメスは蛹の状態で死んでしまいました。
あの時の悲しみは、大人になった今でもはっきり覚えています。

家から家族がいなくなり、もう丸六年が経過してしまいました。
独りで晩秋の空を見上げていると、なぜかカブトムシの幼虫を想い出したのです。

散策先で堆肥の山を掘り出したのは、同時の事が懐かしくて、とっさに出た行動の様でした。

採集した幼虫は、現在家で順調に育っています。
昆虫好き仲間にも分ける予定です。

昆虫好き、生物好きの精神が、今の整体業務に繋がっているのかもしれません。