過酷だった新しい出発

ロボットの設計に明け暮れていた私が、整体師となって10年
エンジニアの資格「技術士(機械部門)」を取得して、これから新しい整体師の道を・・・
と思っていた矢先に父親が死去、そして母親が施設に・・・

新生「技術士兼整体師」を待っていたのは、例えようのない孤独でした。

「自分で選んだ道だ!決してくじけず、諦めず進んでいかなくては行けない!」

家族がいなくなってしまった自宅を仕事場にし、業務を再スタートさせました。
その中で、多くの患者さんとの出会いと別れを経験してきました。

忘れられない患者さまのおもてなし

自宅でも仕事ができるように。
と荷物の運搬をして下さった方

整体の仕事は重労働だから、確り栄養を付けて!
こんなおいしそうな食品も頂いてしまいました。


私は独りではない、こんなにたくさんの家族がいてくれたのです。
そう!孤独にならないように整体の仕事を始めたのです。

お客様に愛されていますね!素晴らしい事です!驕らず精進してくださいね!応援しています!

友人が励ましてくれました。

その患者さんが・・・

脳梗塞後のケアーで、定期的に私の整体を受けていただいていた
60代の男性患者さん。
「整体後はとても楽になり、バランスもとりやすくなる。」
ととても気に入って下さっていました。

個人的にも食事に誘われたり、本当にお世話になりました。

そして秋も深まった一週間前、
整体に伺うと、いつもの場所にいらっしゃいません。
「どうしたのか?」
家族の方に問い合わせると
「今朝亡くなったのです。」
突然の訃報に、ただ茫然となってしまいました。

患者さんの死・・・
家族や友人、同僚が亡くなったのと少し違う感覚を覚えます。
数本のろうそくの内、一本だけが寂しく消えた感覚になるのです。

もう整体して差し上げることはできません。
予約の日がポカンと空いてしまい、心の中に寂しい風が吹く感覚でした。

この寂しさ辛さを乗り越え、自分の技術向上させていかなくてはいけません。
それが天上に旅立って行かれた、多くの方々の思いかもしれません。