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はしがき

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この紀行文は2009年10月に公開された内容を使用しています。

たった一つしかない旅の記録を目指して・・・

私が初めてあいつに出会ったのは・・・
昭和56年(1981年)秋・・・・ 二十歳の若き日のことでした。
もうかなり昔の事です。
出会った・・・もちろんいい女ではありません。(笑) 50ccの小さなエンジンをつけた原付バイクでした。                 
購入した場所・・・・バイクショップではありません。 家の近所にあるクズ屋でした。

「このバイクほしいんだけど、いくら?」
「これか!ああ千円でいいよ。」

そう・・・たった千円で購入したポンコツバイク。
嬉しかった・・・ 初めての愛車だった・・・

「お前・・・このボロバイクで何をするつもりだ?」
「旅に出るのだ!」
「旅!おい!ちょっと待てよ!気は確かか?」
「本気だよ。俺はこいつに乗って、野を越え山を越え・・・果てしなきツーリングの旅に出てみたい。」
・・・・・・・・
若き日の夢でした。

そんな願いが通じたのか この小さなポンコツバイクは立派にスクラップから立ち直り、ツーリングの旅に出発したのです。
まずは隣町、そして隣の県・・・・ 徐々に走行距離は延びて行きました。・・・・

そして、日光、会津若松、山形、南蔵王・・・・
「エンジンが焼きついてしまうのではないか?」
本気で心配した峠道。
フェーン現象による熱風や異常低温・・・大雨も襲ってきました。
大自然はこの小さなポンコツバイクにも、決して容赦はしなかったのです。

しかしどんな急坂急カーブだろうと、大雨が降ろうとも・・・・たくましい走行をしてくれました。 その力強さは、落ちこぼれだった私に、力と勇気を与えてくれたのです。

思えば・・・ あれからもう20年以上が経過・・・・
今はその愛車の姿はもうありません。・・・・・
勇ましかった、あの小さなバイクの苦行の旅の記録・・・
今ここに再現したいと思います。


紀行文
がんばれ千円バイク

ポンコツバイクで旅ゆくゼロハンライダーの青春
原付バイクツーリング

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